ホームページの計測とフォームの設定では、何をするのですか?
訪れた人の動きを記録するアクセス解析のタグを入れます。問い合わせや予約が完了した回数も、1件ずつ正しく数えられるようにします。あわせて、入力しやすい予約フォームと、送った人に届く自動返信メールを整えます。送信完了ページと迷惑メール対策までが一続きです。数字がずれていると、公開後の改善がすべて的外れになります。だから私たちは、測り方そのものを疑うところから始めます。
- 問い合わせの完了を、1件ずつ正しく数えられるようにする
- 予約フォームは項目を絞り、1回の送信で届く作りにする
- 自動返信と店側への通知まで、実際に送って確かめる
アクセス解析のタグと「問い合わせ完了の計測」は、何が違うのですか?
タグと完了の計測の両方がそろって初めて、成果が見えるようになります。タグは、訪れた人の動きを広く記録するものです。完了の計測は、そのなかから「問い合わせが届いた」瞬間だけを数えるものです。
アクセス解析のタグとは、ページに埋め込む短いプログラムのことです。何人が訪れ、どのページを見て、どこから来たのかを記録します。Googleの無料の解析ツール(GA4)を使うことが多くあります。AIがサイト全体へ漏れなく入れたうえで、入れ忘れたページがないかも点検します。
ただ、訪れた人の数が増えても、それだけでは問い合わせが増えたかどうかは分かりません。そこで、タグとは別に「成果が1件あった」と記録する設定を入れておきます。記録するのは、予約ボタンが押されたときやフォームの送信が終わったときです。味噌蔵の例でいえば、蔵見学の予約が1件入るたびに、解析の画面にも1件と残るようにしておくということです。
何を成果として数えるかは、最初のヒアリングで決めたゴールによって変わります。資料請求なのか、電話なのか、来店の予約なのかを、まず人が決めます。それに合わせてAIが設定を組み立てる、という順番で進めています。
計測を入れておくと、公開したあとに「どのページから予約が入ったか」が分かるようになります。「検索から来た人と地図アプリから来た人のどちらが予約につながったか」も分かります。毎月の数字を前年の同じ月と比べて読むときも、この記録が土台になります。
成果の数字が、実際の倍に見えていたことがあります
計測は入れて終わりではありません。実際に1件送ってみて、解析の画面に1件と記録されるかを確かめるまでが、私たちの仕事です。
以前、問い合わせの完了が裏で2回ずつ数えられていたサイトがありました。成果が実際の倍に見えていたのです。数字が良く見えるぶん誰も疑わず、長いあいだそのままになっていました。
逆の例もあります。あるネットショップでは、「購入されました」という記録が、何年ものあいだ解析の画面に一度も届いていませんでした。原因を調べると、設定のなかのたった1行の書き忘れでした。
どちらも、画面を眺めているだけでは気づけない種類の失敗です。そこで私たちは数字が動いたとき、3つの方向から理由を確かめるようにしています。一つは、ページの書き方などこちら側の理由です。二つ目は、連休や天気など世の中の側の理由です。三つ目が、計測の漏れや二重カウントといった測り方の理由です。
計測の設定を終えたら、テスト用の環境で実際に確かめます。ボタンを押してフォームを送り、解析の画面に1件だけ記録されることを目で見ます。いまのホームページで問い合わせ数が正しく測れているか分からない場合も、どうぞご相談ください。
測り方の点検は、設定したときの一度きりではありません。公開した当日には、アクセス解析が本番のページで動いているかを確かめます。公開後も、止まっている仕組みがないかを毎朝点検し、チャットで知らせるようにしています。
予約フォームは、どこまで項目を減らせばいいですか?
入力欄は、予約を受けるのに本当に必要なものだけに絞ります。確認画面で止まらずに、1回押せば送れる作りにします。
味噌蔵の例では、予約フォームの入力をお名前・日時・人数の3項目にしました。見学先を探す人の多くは、スマホで移動の合間にページを見ています。片手で持ったまま、予約が終わるようにしたかったからです。
フォームのコードはAIが下書きしますが、直すのは人の仕事です。項目をどの順番で並べるか、どこで手が止まりそうかを考えて直します。
以前、「問い合わせが届かない」というご相談を受けて調べたことがあります。確認画面でもう一度送信ボタンを押さないと、送られない作りになっていました。送った人は1回押した時点で送れたと思い、そのままページを閉じていたのです。このときは、1回の送信で届く作りに直しました。
フォームを作るときは、入力のしやすさと一緒に、送ったあとに何が起きるかまでをまとめて設計します。
送信したあと、お客様とお店には何が届きますか?
送った人には、自動返信メールと送信完了ページを届けます。お店には予約の通知を届け、そのどれもが止まらない状態を保ちます。
自動返信メールは、送った人に「受け付けました」と知らせるメールです。これが届かないと、相手は本当に送れたのか不安になります。同じ内容を何度も送ったり、電話をかけ直したりすることになります。文面はAIが下書きし、人が確かめてから使います。連絡先や営業時間、このあとの流れが正しく書かれているかを見ます。
送信完了ページは、送信が終わったあとに表示するページです。送った人への案内と、成果を数える目印の役割を兼ねています。検索結果に出す必要のないページなので、検索エンジンに載せない設定にしておきます。
お店の側には、予約が入ったら知らせる仕組みをつなぎます。味噌蔵の例では、管理画面を開かなくても予約に気づけるよう、店主のスマホへ知らせるようにしました。通知の処理はAIが組み立てます。仕組みが止まったときの逃げ道は、人が考えて足しています。
迷惑メール対策は、二つの方向から行います。一つは、機械による大量の送信をフォームの入口で防ぐことです。もう一つは、お店から送る自動返信が相手の迷惑メールフォルダに入らないようにすることです。そのために送信元の設定を整えます。フォームから問い合わせが来ない、届いているか分からないといったお悩みがあれば、お気軽にご相談ください!
AIと人の分担
この段階の6工程のうち、AIが主に担うものが5、人とAIで進めるものが1、人が担うものが0です。
AIAIが担うこと
- 全ページへの解析タグの設置と、入れ忘れの点検
- 予約ボタンやフォーム送信を成果として記録する設定
- フォーム・自動返信・送信完了ページのコードの下書き
- 機械による大量送信を入口で防ぐ仕組みの組み込み
人人が担うこと
- 何を成果として数えるかを、お店のゴールから決める
- フォームの項目を絞り、迷わない順番に並べ替える
- 実際に送信して、1件が1件と記録されるかを確かめる
- 通知の仕組みが止まったときの逃げ道を考える
この段階の6工程
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アクセス解析のタグ AI
訪れた人の数や見たページ、どこから来たかを記録する短いプログラムです。サイトの全ページに埋め込みます。入れ忘れたページがないかもAIが点検します。
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問い合わせ完了の計測 AI×人
成果を1件として記録する設定です。予約ボタンが押されたときや、フォームの送信が終わったときに記録します。二重に数えていないかを、実際に送って確かめます。
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予約フォーム AI
予約に本当に必要な項目だけを、スマホでも片手で入力しやすい順番に並べます。確認画面で止まらず、1回の送信で届く作りにします。
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自動返信メール AI
フォームを送った人に「受け付けました」と知らせるメールです。連絡先やこのあとの流れを載せ、送った人が不安にならないようにします。
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送信完了ページ AI
送信後に表示するページで、送った人への案内と、成果を数える目印を兼ねます。検索結果に出す必要がないため、検索エンジンに載せない設定にします。
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迷惑メール対策 AI
機械による大量の送信を、フォームの入口で防ぎます。お店から送る自動返信が相手の迷惑メールフォルダに入らないよう、送信元の設定も整えます。
よくある失敗
問い合わせが2回ずつ数えられる
完了の記録が二重に入り、成果が実際の倍に見えていた例があります。数字が良く見えるほど、疑われにくくなります。だから実際に1件送って確かめます。
確認画面で止まって届かない
確認画面でもう一度押さないと送られない作りがあります。これでは、1回押したつもりの人の問い合わせが届きません。1回の送信で届く作りにします。
AIに任せきりで、数える対象がずれる
AIはタグを漏れなく入れられますが、何を成果として数えるかはお店のゴール次第です。人が決めないまま設定すると、本当に見たい数字が画面に出てきません。
計測・フォームについてよくある質問
いまのホームページで、問い合わせ数が正しく測れているか分かりません。
実際にフォームを送ってみれば確かめられます。解析の画面に1件と記録されるかどうかを見ます。私たちが調べたなかには、2回ずつ数えられていた例がありました。記録が何年も届いていなかった例もあります。気になる場合は、いまの設定を見せていただければ一緒に確かめます。
フォームの項目は多いほうが、詳しい情報をもらえて良いのではないですか?
項目が増えるほど、途中で入力をやめてしまう人は増えやすくなります。味噌蔵の例では、予約に必要なお名前・日時・人数の3項目に絞りました。詳しいことは、予約を受けたあとに電話やメールでうかがえば足ります。
自動返信メールは、なくても困りませんか?
入れておくことをおすすめします。送った人が「本当に届いたのか」を確かめる手段になるからです。届かないと、お客様が同じ内容を何度も送ったり、電話をかけ直したりすることになります。迷惑メールフォルダに入らないよう、送信元の設定もあわせて整えます。
計測の設定は、AIだけでできるのですか?
タグを入れる作業や入れ忘れの点検は、AIが速く進められる部分です。ただ、何を成果として数えるかは、お店の事情を知る人が判断します。数字が急に動いたときに、それを信じてよいかも同じです。私たちは、AIが設定したあとに人が実際に送信して確かめる順番で進めています。