PHASE 09 — 検索対策の設定

検索結果・SNS・AIでの見え方を整える、SEOの初期設定

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ホームページの検索対策の設定では、何をするのですか?

ページの裏側に、検索エンジン・SNS・AIが読むための説明書きを入れます。どこで見られても、正しく伝わるように整えます。私たちが公開前に仕込む設定は7つあります。書式に沿って埋める作業はAIが、タイトルや説明文に何を書くかは人が決めています。

  • 検索・SNS・AI、それぞれでの見え方を裏側で整える
  • タイトルは店主の言葉より、お客様の検索語から決める
  • 設定は公開のときに、本番のページでもう一度確かめる

検索対策の設定では、何を仕込むのですか?

ページの裏側に、検索エンジン・SNS・AIが読むための説明書きを入れます。どこで見られても正しく伝わるように整えます。

ホームページの裏には、人の目には見えない説明書きがたくさん入っています。読む相手は検索エンジン、LINEなどのSNS、そして最近はAIです。同じページでも、Googleの検索結果とLINEで友人に送られたときでは、見え方が違います。AIに質問されたときも、また別の見え方になります。

この段階で私たちが設定するのは、7つです。まず、ページタイトルと検索結果の説明文、SNSで共有されたときの見え方です。残りは店舗情報とサイトの紹介文、ページ一覧、「本物のページ」の指定です。どれも画面の見た目には出てきませんが、ページを見つけてもらう入口を担っています。

設定は決まった書式に沿って埋める作業が多く、AIの担う割合が大きくなります。一方で、タイトルと説明文に何を書くかは、人がAIと一緒に決めています。もとにするのは、ヒアリングと調査で分かった「誰に来てほしいか」です。

この段階の役割は、前の段階の積み重ねを検索エンジンやAIに渡せる形に置き換えることです。ヒアリングで聞いた言葉、調査で見えた検索の言葉、取材で拾った事実が、ここで初めてページの裏側に入ります。

ページタイトルと説明文は、どう決めていますか?

来てほしいお客様が実際に検索している言葉から逆算して決めます。店主が使いたい言葉から決めるのではありません。

ページタイトルと説明文は、検索した人がそのページを開くかどうかを決める材料です。タイトルは、検索結果でいちばん大きく表示される一行です。説明文は、その下に並ぶ紹介の文章です。

物語の味噌蔵でも、店主の言葉とお客様の検索語は違っていました。店主は「味噌、で検索されたい」と考えていました。ところが調べると、蔵を見に来そうな人は味噌そのものより「週末に行ける場所」や「おみやげ」を探していました。そこで見学のページのタイトルは「蔵見学のご案内|〇〇味噌店(諏訪)」としました。説明文には、杉樽の並ぶ冬の蔵を店主が案内することを書いています。

説明文には、検索した人が知りたい具体的な情報を入れています。物語の味噌蔵でいえば、見学の曜日と時間です。ページを開く前に用件の半分が分かる説明文は、開いてもらうきっかけになります。

言い回しの候補はAIがいくつも出しますが、選ぶのは人です。店の事実に合い、言い過ぎのない一文を選びます。公開した後にタイトルを見直すこともあります。変えたときは90日後に効果を判定してから、次の手を考えます。

LINEで送られたときやAIに聞かれたときも、見え方は変わるの?

変わります。そのため、見る相手ごとに用意をしておきます。SNS向けの画像と文言、検索エンジン向けの店舗情報、AIにも伝わるサイトの説明です。

LINEやFacebookでページのアドレスが送られると、画像とタイトルの入ったカードが表示されます。このカードの中身は、OGP(SNS向けの表示設定)としてページの裏に書いておきます。書いておかないと、意図しない画像が切り取られたり、画像のないカードになったりします。

検索エンジン向けの店舗情報は、店名や住所、電話番号、営業時間などを埋め込む設定です。検索エンジンが読み取りやすい、決まった書式を使います。見え方の細かな部分も、信用に直結する場所として一つずつ点検しています。検索結果に小さく出るアイコンが、別の会社のロゴになっていた例もあるからです。

AIについては、llms.txtのような専用ファイルを置けば順位が上がる、とは考えていません。Googleも、検索のためにそうした専用ファイルは要らないとしています。私たちが気をつけているのは、事業の説明を食い違わせないことです。トップページや会社案内、店舗情報で、説明をそろえています。あわせて、AIがどのページを読みに来たかも集計し、公開後の見直しに使っています。

ページ一覧と「本物のページ」の指定は、何のためにあるのですか?

検索エンジンにサイトの全体像を正しく伝えるための設定です。似たページ同士で評価を取り合わないようにする役目もあります。

ページ一覧は、サイトにどんなページがあるかを検索エンジンに知らせる案内板です。サイトマップとも呼ばれます。新しいページを見つけてもらう助けになるほか、異変に気づくきっかけにもなります。私たちが関わったサイトでは、見覚えのない外国語のページが数千枚も仕込まれていたことがありました。気づいたのは、検索エンジンに届いていたページ一覧からでした。

「本物のページ」の指定は、canonical(カノニカル)と呼ばれる設定です。同じ内容のページが、複数のアドレスで開けることがあります。そのとき、どれを正式なページとして扱ってほしいかを検索エンジンに伝えます。リニューアルの後に古いページが50枚残り、新しいページと検索順位を取り合っていた例もあります。そのときは古いアドレスから新しいアドレスへ、1枚ずつ案内を付け直しました。

ページ一覧と「本物のページ」の指定は、テスト用のページで作り、公開のときにもう一度確かめます。テスト用のアドレスを指したままになっていないかは、本番に移して初めて確定するからです。いまのホームページの設定が気になる方は、お気軽にご相談ください!

AIと人の分担

この段階の7工程のうち、AIが主に担うものが5、人とAIで進めるものが2、人が担うものが0です。

AIAIが担うこと

  • タイトルと説明文の候補を、言い回しを変えて複数出す
  • SNS用の画像と文言(OGP)を設定する
  • 店舗情報を、検索エンジン向けの書式でページに埋め込む
  • ページ一覧を作り、検索エンジンに知らせる
  • 正式なページの指定に漏れや食い違いがないか点検する

人人が担うこと

  • 来てほしいお客様の検索語から、タイトルの軸を決める
  • 説明文が店の事実に合い、言い過ぎていないか読む
  • サイト全体で事業の説明が食い違っていないか確かめる
  • タイトルを変えたら、90日後の数字を見て次の手を決める

この段階の7工程

  1. 31

    ページタイトル AI×人

    検索結果でいちばん大きく表示される一行です。来てほしいお客様が実際に使う検索語をもとに、AIが候補を出します。店の事実に合う言い回しを、人が選んで決めます。

  2. 32

    検索結果の説明文 AI×人

    検索結果でタイトルの下に並ぶ紹介文です。ページを開くと何が分かるのかを、具体的に書きます。言い過ぎや誇大な言い回しが混ざっていないかは、人が読んで確かめます。

  3. 33

    SNSで共有されたときの見え方 AI

    LINEやFacebookでページが送られたときに出る画像とタイトル(OGP)を設定します。意図しない画像が切り取られて表示されないよう、専用の画像を指定しておきます。

  4. 34

    検索エンジン向けの店舗情報 AI

    店名・住所・電話番号・営業時間などを、検索エンジンが読み取りやすい書式でページに埋め込みます。表記はサイト内やGoogleマップの情報とそろえます。

  5. 35

    AI向けのサイト紹介文 AI

    AIにたずねられたときに事業を取り違えられないよう、サイト内の説明を一貫させる作業です。AI専用のファイルを置けば順位が上がる、という考え方はとっていません。

  6. 36

    検索エンジン向けのページ一覧 AI

    サイトにあるページを一覧にして、検索エンジンに知らせる案内板です。サイトマップと呼ばれます。見覚えのないページが紛れ込んでいないかの点検にも役立ちます。

  7. 37

    「本物のページ」の指定 AI

    どれが正式なページかを、検索エンジンに伝える設定(canonical)です。同じ内容のページが、複数のアドレスで開けるときに使います。公開時に本番のアドレスを指しているかを確かめます。

よくある失敗

AIが出したタイトル案を、そのまま使ってしまう

AIのタイトル案は、検索されやすい言葉を並べるのは得意です。ただ、どの店にも当てはまる言い回しになりがちです。店主の言葉とお客様の検索語のずれは、話を聞いた人でないと埋められません。

「検索に載せないで」の札を外し忘れる

テスト用のページに掛けておく札が、残ったまま公開された例がありました。そのページは1か月、検索に出てきませんでした。いまは、札の外し忘れを機械が自動で見張っています。

SNS用の画像を決めないまま公開する

共有されたときの画像を指定していないと、ページ内の別の画像が切り取られて出ることがあります。画像のないカードになることもあります。せっかく紹介してもらえても、見栄えで損をしてしまいます。

検索対策の設定についてよくある質問

SEOの設定をすれば、すぐに検索で上位に出ますか?

設定は、検索エンジンにページの内容を正しく伝えるための土台です。それだけで順位が決まるわけではありません。順位はページの中身や、ほかのサイトとの比べられ方によって、時間をかけて動いていきます。私たちは公開後も数字を見ながら、タイトルの見直しなどを続けています。

llms.txtを置かないと、AIに紹介されないのですか?

AI専用のファイルを置いても、順位が上がるわけではありません。AIに紹介されることが約束されるわけでもありません。Googleも、検索のためにそうしたファイルは要らないとしています。私たちが先にしているのは、サイトの中で事業の説明が食い違わないように整えることです。

自分でタイトルを書き換えてもいいですか?

書き換えていただいて構いません。その際は、変えた日付と変更前の文言を控えておいてください。私たちはタイトルを変えたとき、90日後に効果を判定しています。いつ何を変えたかが分からないと、数字が動いた理由を確かめられなくなります。

Googleマップに出てくる情報とは別のものですか?

Googleマップの情報は、ここで扱う店舗情報の設定とは別のものです。Googleビジネスプロフィールという別の場所で管理します。ただ、店名や住所、営業時間が両方で食い違っていると、迷わせる原因になります。そのため、表記をそろえるようにしています。Googleマップの整備は、公開後の運用の中で行っています。

どの工程から必要か、
一緒に整理しませんか。

全部をお任せいただく必要はありません。いまのホームページのどこが足りないのか、話を聞くところから始めます。